1989年

本日は、中華様指導部が下々の主義主張を武力弾圧した記念日だそうで。


天安門事件から16年、厳戒態勢で追悼活動封じ (読売)

 民主化運動を武力弾圧した事件について、中国外務省の孔泉報道局長は2日の定例会見で「16年間の中国の発展が証明する通り、(政権の対応は)正しかった」と述べ、事件の評価見直しは行わない方針を改めて確認していた。

天安門事件の風化進む 教科書でも触れず、知らない若者増加 (産経)

 ある活動家の男性(36)は「胡氏にはゴルバチョフソ連大統領のような政治改革を進める力量も勇気もない」と指摘。事件の再評価は「経済がマイナス成長になり、庶民の怒りが爆発するまでは難しい」と述べた。

まぁ力量や勇気以前に、今のゴルバチョフ氏の境遇を見れば、わざわざ改革なんてする気にはならないでしょうけど。
一方で、タイミング良く「“天安門”に参加 → “再教育”を受けて外務省入り」した中国人が亡命申請した事も明らかに。


オーストラリア:中国領事が亡命申請 本国の抑圧に反発 (毎日)

氏は集会で、中国当局が豪州に留学中だった民主活動家の息子に薬を飲ませて拉致し、貨物船で中国に送還したことがあると発言。豪州には中国の秘密情報員らが何千人もいるとも述べた。

……一瞬「良くある事じゃん」とか思った私は変でしょうか。
さて、そんな国に対して強い事言うのは、当然ながら日本の政治家ではなく、
「中国は世界3位の軍事大国」・米国防長官が懸念を表明 (日経)

ラムズフェルド米国防長官は4日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説し、中国の軍事費増大に強い懸念を示した。長官は米国防総省が近く発表する報告書で中国の軍事費が同国政府発表よりかなり多いと結論づけたことを明らかにし、「今や中国は世界3位、アジアで最大の軍事大国だ」と述べた。

ラム翁の元気ぶりに、ちょいとホッとしてしまうのは何故だろう。多分、比較対照たる近所の国々が異質過ぎるからなんでしょうね。でもラム翁、

 さらに「中国は大型で高額な武器を購入し、特にミサイルへの支出を拡大している」と指摘。「中国を脅かす国がないのに、なぜ軍事費を増加させるのか」と語った。

どの口が言うかな。