種です49
※重要：次回（最終回）は午後5：30から。
最終決戦（前哨戦）。
一応、主役一行から見れば「暴走を始めた大量破壊兵器持ちを止めるため、圧倒的戦力の護る敵拠点に強攻をかける」というシチュエーションのはずだが、悲壮感というか必死さがイマイチだったり。決戦前の発情期が無いせいかねぇ。
実際戦闘になってみれば、数だけは圧倒的なザフト軍が、歌姫の演説と二大使徒*1の前にポコポコと墜ちるだけだし。まぁ数だけは大量なので、二大使徒もなかなか目標である大量破壊兵器に辿り着けなかったようだが。
そんな戦闘をゆったり端から眺めるイザーク＋α。これまでほとんど描写されてないものの、彼の議長への猜疑はすっかり確信へ昇華していたらしい。それでもラクス陣営に加わらなかったのは「アスランが自主的に戦ってるのに、俺には一言も無い」のが不満だったから……相変らず格好良いな。けっして主役向きではないが、まぁこのアニメで主役級なんてやったら、こんなに格好良くなる前に訳分からんキャラになるだろうけど*2。
一方、議長・レイ・シンは別の場所で三者面談。つーか議長とレイが会話形式でシンの洗脳を上書き。この期に及んでまだそれかい。もはや元主役の存在意義そのものとなってる感が。そして洗脳中の画面描写は名物の回想シーン、洗脳されてる元主役の知覚を越えて展開される人類の一大叙事詩。宇宙クジラ久しぶり。
戦闘はミネルバも参戦して混戦模様。さすがに二大使徒だけでは母艦を護りきれないようで、フラガの兄貴やドムの人、オーブムラサメ隊も出撃。
そんな中、ルナマリアが歌姫艦“永遠”に肉薄するも、それを察知した妹が直接通信*3、ルナマリアを色々と困惑させて艦を守る。
さらに、困惑中のルナマリアにドムの人が襲いかかるが、必殺技まで使ったのに墜とせず。二戦目にして早くもザコ扱いか……つーか何のために絡んだんだ？
ドムの人の魔の手を逃れたルナマリアは、ラクス陣営に鞍替えするでもなく適当に戦場で過ごした模様。妹の生存・説得も彼女を変えられなかったか。言い換えると議長を裏切るチャンスはもう無さそうだが、彼女の場合「生き残った」というより「殺される陣営が確定した」と言うべきなのだろうか。といっても、彼女と戦うような因縁のあるキャラってアスランしかいないが……まさか今回程度の因縁でドムの人に殺されたら笑っちゃうな。
戦闘は佳境。ミネルバが“大天使”と“永遠”を直線上に捕捉し主砲発射、回避できない“大天使”にフラガの兄貴が盾となる。前作で死亡行方不明となったのと同シチュエーションも、機体性能の違いで無傷、ついでに記憶も取り戻しと、まさに“不可能を可能にする男”の面目躍如。ついでにファンネルバリアまで展開して愛する者を完全ガードと、最終話を前にして彼のエピソードは出尽くしたんじゃないだろうか。
それにしても“暁”*4ってファンネルまで装備してんだねぇ。この機体ってカガリの為に作ったんだよな？
戦闘は、戦場の一角でアスランとイザーク＋αの宥和が成って趨勢が決まり。前哨戦はラクス陣営の完勝で幕を閉じ、舞台は月面、大量破壊兵器本体へ。
そして月面、最終決戦場にまず姿を見せたのは、先行していたオーブ艦隊。何の抵抗も無く大量破壊兵器に肉薄し……一撃で討たれる。
討ったのは議長秘蔵の移動要塞*5、の要塞砲。またも新たな大量破壊兵器の御登場である。……議長、ホント何のために前回「月面レーザー使用」というリスクを負ったんだ……。
そして要塞砲が再チャージされる中、アスランvsシン、キラvsレイの組み合わせで決戦開始、以下最終回へ。
さて、いよいよ次回で終わりな筈だが、相変らず「決戦は終わり、話は続く」となりそうね。
とりあえず「議長の死」で決戦は終わるとして考えるんだが、そのシチュエーションが見えてこない。まさか前作の一番エライ人のようになおざりな死に方ではあるまいし。
一番良いのは「歌姫御一行と直接対峙し、論破された上で逆上、返り討ちにされる」だが、これは無理だよなぁ。大前提の「歌姫御一行が議長を論破」って所が特に。
というわけで、
- 現実を処理しきれなくなったシンが何となく殺す。
- 敗北を受け入れたレイが愛する議長を手にかける。
- 議長に愛想つかしたグラディス艦長が撃つ。
の三択で。本命は１番、その場合はシンの精神崩壊というオマケ付き。このシチュエーションならルナマリア嬢が生きてた方が良いな〜。
