易し難し

プーチン氏、歴代の露指導者中で最高点…世論調査 (読売)

ロシアの世論調査機関「レバダ・センター」が実施した歴代最高指導者への国民の評価調査で、プーチン大統領とアンドロポフ旧ソ連共産党書記長という、共に旧ソ連秘密警察「国家保安委員会」(KGB)出身者が「肯定的評価」で1、2位を占めた。

 調査は、最後のロシア皇帝ニコライ2世から現大統領まで9人の指導者に関するもので、1600人を対象に先月21〜25日に行われた。

 元KGB将校のプーチン氏については、「感嘆する」「尊敬する」「共感する」の答えが計76%。元KGB議長のアンドロポフ氏は計47%で、ソ連建国の父・レーニンと2位を分けた。

 これに対し、民主化を進めたエリツィン前大統領は、「腹が立つ」「嫌悪する」「怖い」という、「否定的評価」の答えが計57%になり、ダントツで最悪。ゴルバチョフ旧ソ連書記長が44%で続いた。

 また、ソ連崩壊の序曲となったゴルバチョフ時代の「ペレストロイカ(建て直し政策)」や貧富格差を生んだエリツィン時代の「国有企業民営化などの改革」について、「避けられたはず」と悔やむ答えが66〜68%にも上り、両氏の不人気の理由を物語っている。

対象1600人の調査が、人口1億4千万超のロシアにあって妥当なのかは知りませんし、有効回答率も不明ではありますが、「対外的な強さ」の演出が人気に繋がるってのは分かります。
その点を日本の政治家が見習わないのは、「一般人の人気なんぞ必要ない」との考えなんでしょうかね。