後悔○に立たず

原爆投下「戦争終結のため必要」…エノラ・ゲイ元機長 (読売)

 【ラスベガス(米ネバダ州)=古沢由紀子】広島に原爆を投下した米軍のB29爆撃機エノラ・ゲイ」のポール・ティベッツ元機長(91)が6日、米ラスベガスで読売新聞のインタビューに応じ、「広島、長崎への原爆投下は戦争終結のために必要だった」と、その正当性を主張した。

 一方で、「私が戦ったのは日本の一般市民ではなくサムライ(旧日本軍)」と表現するなど、現場の当事者としての複雑な思いものぞかせた。
(中略)
 元機長はインタビューで、原爆投下について「今も全く後悔はない。任務を果たし、(戦争継続で)これ以上血が流れるのを止めたかった」と強調。当日の朝は「準備を徹底していたので不安はなく、成功しなければとの思いだけだった」と語り、さく裂の瞬間は「大きな肩の荷が下りたようだった」と振り返った。
(中略)
 一方で元機長は、「原爆投下の結果、犠牲になったのは市民」との指摘に対しては無言でうなずくだけ。日本のメディアの取材については、「近年は気が進まず拒否してきた」と口ごもった。
(後略)

数十万の民間人虐殺は、軍人にとっても自己正当化が必要な程に重荷となるんですね。まぁ後悔できるのは生きてる証拠。今後とも当事者として語り継いで下さるのが何よりと思いますよ。