したたか

チェチェンが紛争損賠請求の動き 独立派封じへ…露、泥沼の援助 (産経)

 ロシア政府は今年度、52億ルーブル(約234億円)の復興資金をチェチェンに送ったが、その多くが使途不明のまま消えてなくなった。2008年からこのチェチェン復興資金の大幅増額が予定される中、ロシア側は、さらにチェチェン側の主導で復興資金を増額し「黒い穴」(会計検査院)に資金をつぎ込むことに懸念を抱いている。

 しかし、数々のテロ破壊工作を続けるチェチェン独立派を封じ込めるには、親ロシア派を旗印とするチェチェン共和国政府の協力は欠かせない。紛争を終結させたいプーチン政権には、「ブラックホール」に資金が消えても現在の共和国政府を支援し続ける以外に選択肢はないというわけだ。

 親ロシア派のチェチェン側は今後さらに、算定した損害額をもとにロシア側に、非課税特権や油田の利用権など共和国の経済特区化を求め、事実上の経済的な独立に向けた動きを加速させてくるとみられる。

調子に乗りすぎて潰されるんじゃなかろうか。