ロシアの手段

チェチェン独立派40人近く死亡、戦勝式典前後の掃討作戦で (ロイター)

 過去に対独戦勝記念式典でチェチェン独立派の攻撃があったことから、ブッシュ米大統領をはじめ、世界50カ国以上の要人が参加する式典を前に、ロシア治安当局は厳戒態勢を敷いていた。

 ただ、同報道官は、9日の記念式典と、5日から10日にかけて実施された掃討作戦との関連は否定した。

式典の4日前から式典翌日まで掃討作戦。あれですね、「攻撃は最大の防御」ってやつ。


プーチン大統領 歴史認識質問に逆ギレ (東京新聞)

 記者会見は対独戦勝六十年記念式典関連の外交行事の最後を飾る公式行事。余裕たっぷりに質問に応じていたプーチン大統領だが、エストニアの女性記者が「ロシアはなぜ、(ソ連のバルト諸国併合をドイツと密約した)モロトフ・リッベントロップ協定について謝罪しないのですか」とロシア語で質問すると、とたんに不機嫌な表情に。

 「あなたはロシア語がお上手だから、一九八九年の資料を正確に読めるでしょう」と、同協定に法的根拠がないことを認めたソ連人民代議員大会の決議を持ち出した。そのうえで、感情がたかぶったのか「この問題は決着済みでこれ以上取り上げません。(謝罪は)一回言えば十分だ」と言い放った。

いやいや、そうとは限りませんよ、プーチンさん。なにせ世の中には、公文書まで取り交わして決着済みの件に、いまだに謝罪と補償を求めるところもありますから。