打消し報道

元中国外交官の主張の一部に虚偽の疑い…豪紙報道 (読売)

中国の元外交官がオーストラリアへの政治亡命を求めている問題で、11日付「オーストラリアン」紙は、元外交官の「中国政府は豪州にいる中国の反体制派を拉致、強制送還している」とする主張の一部が虚偽である疑いが高いと報じた。

 この元外交官は在シドニー中国総領事館の元1等書記官を名乗る陳用林氏(37)。今月初め、同紙に中国政府の反体制派への弾圧について語った際、アモイ市の副市長が2000年、滞在先の豪州からの帰国を拒否したため、息子が中国当局に拉致され、本人も強制送還されたと話した。

 しかし、同紙のその後の取材で、実際には副市長が自発的に帰国したことや、息子が拉致された事実はなかったことが判明。副市長は帰国後、汚職の罪などで死刑判決を受け、現在も収監されているという。

さて、この「オーストラリアン紙」ってところが、どのようなスタンスの新聞社なのかが分からないと、記事内容を受け入れて良いのか判断つかないところではありますが……記事の後半部分からは「中国内にそれなりにつながりはあるのかな?」とも読めますか。