臭いモノには蓋?

“残虐”ゲーム:有害図書指定で問われる「表現の自由」 (毎日)

 審議会には大学教授や弁護士、学校長など9人の委員のうち6人が出席。2月の審議会で委員から「ゲームは詳しく分からない」「操作に時間がかかる」など審査についての意見が出されていたため、県が用意した約10分のゲームの映像で審査が行われた。委員が「小さな子どもに配慮すべき」、「ゲームと犯罪の因果関係ははっきり証明されていないが、制限は必要」などと意見を述べた後、全会一致で指定が決まった。審議時間は他の案件も含め、約1時間だったという。

なんとなくエロゲーを規制しようとしたのにその実態は知らなかった野田聖子議員を思い出してしまいましたが、エライ人というのは皆このような行動を取るものなのでしょうか。

 6月17日には県の販売店向け説明会が開かれた。県内すべての販売店に呼び掛けたが、参加したのは16人。県側が指定の経緯を説明すると、販売店からは「指定の基準があいまいで、客に説明できない」「商品は2カ月前に発注するので発売前に指定して欲しい」「続編が出たらどうする」「18歳になった高校生に販売していいのか」「インターネットで県外の青少年から注文が来たら」などと質問が相次いだ。

 だが県は「今日は意見を聞く場でない」「青少年育成の点からも売らないようにお願いしたい」などと答えるばかりで、十分な説明はなされず、議論はかみ合わなかった。店舗の立ち入り調査などの予定はないといい、販売店の一人は「単なるパフォーマンス。今回の指定でゲームの売上げが倍になった」と皮肉な状況を話した

その上実現段階では細部がまったく詰められておらず、しかも本末転倒。
それでも「ゲームを規制した」という結果は残りましたけどね。