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仏大統領が英の核使用懸念 自国製武器の弱点教える (共同)

英国とアルゼンチンが戦った1982年のフォークランド紛争の際、当時のミッテラン・フランス大統領が英国の核使用を懸念し、アルゼンチンが保有するフランス製武器の弱点を英政府に教えた−。82年から93年までミッテラン前大統領の心理分析医を務めたアリ・マグーディ氏が今月末に出版される新著でこんな秘話を明らかにした。
 内容の一部を報じた20日付の英紙サンデー・タイムズによると、フォークランド紛争が激しさを増した82年5月上旬、ミッテラン前大統領が診療を受けるためにマグーディ医師を訪問。
 ミッテラン氏はその際、当時のサッチャー英首相から電話で、アルゼンチンが保有するフランス製ミサイルの弱点を教えるよう求められたことを明らかにし、教えなければサッチャー氏が核を使用する危険性があったため、要求に応じたことを同医師に打ち明けたという。

弱点のある武器を売ったことは、まぁ良しとしよう。外国に武器を売るんだし、弱点が技術的に克服困難だったりする場合もあるだろうから。
でも、その弱点をお客の敵に教えるってのはどーよ?