“兵糧攻め”? 露がリトアニア送油を7カ月間停止 (産経)

 ロシア産原油の東欧向けパイプライン「ドルージュバ(友好)」のリトアニア向けルートで、ロシア国営パイプライン企業トランスネフチが昨年7月末、ロシア西部での「油管破損」を理由に送油を停止した。同じパイプラインによるベラルーシ向け送油は数日後に再開したが、リトアニア向け支線への送油は「復旧の見積もり中」との理由で完全にストップしている。

 このパイプラインはバルト3国で唯一のマゼイキウ製油所(リトアニア)に直結しているため、同製油所はこの間、代替手段としてタンカーで原油を調達している。リトアニア外交筋は「これまでよりも原料費がかさみ、精製量も減少した」と危機感を示す。

 欧州向け輸出拠点として地の利がある同製油所は昨年、ロシアの石油最大手ルクオイルではなく、ポーランド企業に売却された。送油停止で“兵糧攻め”にし、ロシア企業が奪取するのが狙いとの見方が有力だ。

相変らず過ぎる。