スマトラ沖地震超え
世界的な再保険会社である「スイス再保険」(本社・チューリヒ)は20日、パキスタン大地震やハリケーンなど、2005年に世界各地で発生した災害の被害総額は約2250億ドル(約26兆円)にのぼり、保険金の支払総額も過去最高の約800億ドルに達すると発表した。
同社によると、今年発生した自然災害・人災の死者総数は約11万2000人。死者が最も多かったのは10月に起きたパキスタン地震の約8万7000人だが、被害総額では、米国を襲ったハリケーン「カトリーナ」が約1350億ドルでトップだった。
これまで災害に対する保険金の支払額が最も多かった年は、インドネシア・スマトラ島沖地震が起きた2004年の約490億ドル。同年の被害総額は約1230億ドルだった。