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鳥インフル恐れ猫捨てる 動物愛護協会困惑 フランス (産経)

 ドイツで猫から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたことを受け、フランスでは感染を恐れて猫を捨てる飼い主が現れ始めた。フランス公共ラジオが7日伝えた。

 保健省などは飼い猫を捨てないよう呼び掛けていたが、懸念が現実になった形だ。

 猫が捨てられているのは、野生のカモや家禽(かきん)へのH5N1型ウイルス感染がフランスで初めて確認された東部アン県の近く。アン県に隣接するローヌ県リヨンの動物愛護協会は、今月4日だけで40匹の猫を引き取ったという。

 同協会は「(猫を飼っていても)危険はないことを理解してもらおうと努力しているが、うろたえる市民もいる」と困惑気味だ。

 フランス農業省は4日、野鳥や家禽へのウイルス感染が確認された地域を対象に、飼い猫を家から出さないよう求める行政命令を出した。保健省は同日、死んだ猫や犬を見つけたら、手を触れず、獣医師に届けるよう求める声明を発表するとともに「ペットを捨ててはならない」と訴えていた。

フランス人もなかなかですな。つーか捨てたら余計危険だと思うのは、たぶん気のせいではあるまいて。